信頼されるリーダーの条件

『人は自分のことを知ってくれる人を信頼する』

 

 

突然ですが皆さんは人から信頼されていますか?

 

リーダーじゃないにしても

他人からの信頼を得るのは難しいですよね、、、

信頼を築けていると思っていた間柄の相手であっても何かのきっかけで

途端に信用を失うこともありますよね。

 

 

そもそも信頼される人はどんなメリットがあるのでしょう。

 

信頼される人になると

・困った時に周りの人が助けてくれたり自然と自分の周りに人が集まってくる

・結果的に自分の夢や目標にチャレンジできるようになる

・仕事の生産性が上がる

・頼られる存在になる

・人間関係に悩まなくなる

・自分に自身が生まれる

・自由な人生を送れるようになる

 

 

生きていくことにおいて信頼されることは

成功を収める上で欠かせないメソッドです。

 

 

しかし残念ながら私はアパレル店長として働いていた時は

着任当初信頼されていなかったです。

その原因は前回のブログで綴っていますが、結果として私が他人を信用していなかったのが最大の原因でもあったと思います。

 

正直私は仕事ができるリーダーが信頼されると思っていました。

正しいことを言うリーダーが信頼されると思っていました。

だけどそうじゃなかったみたいです。

 

 

結論から言うと人は自分のことを知ってくれている人を信頼します。

信頼関係はスキルではなく仕事の知識量でもなく相手のことを知ろうとする努力です。

 

ここで店長時代に一人のアルバイトスタッフと信頼関係を築いた体験談を綴って生きたいと思います。

 

伊藤くん(仮名)20歳の話

そのアルバイトスタッフさんは出勤当初こそ真面目に働いていましたが

仕事に慣れてくるに従ってだんだんと仕事をサボるようになっていきました。

支持した業務をほったらかしにし別の業務をに着手したり仕事中にスマホをいじってサボっていたりしていました。当然他のアルバイトスタッフさんから苦情があり店長の私に苦情が挙がっていました。スタッフさんからは「やる気がないし辞めさせた方がいい」とのことです。正直私も伊藤くんの勤務態度には疑念を抱いていましたが、どこか信用したい気持ちもありました。なぜなら自分が面接で採用した人には自身を持っていたからです。そこで私は伊藤くんを事務所に呼んで二人で面談をすることにしました。伊藤くんはあらかじめスタッフさんから耳打ちされていたのか、どこか警戒したような面持ちでした。しかし私はあえて仕事の話には一切触れず伊藤くんの生い立ちを聞くことにしていました。色んなことを聞いていくうちに伊藤くんから趣味であるダンスについて熱く語ってくれました。伊藤くんはダンスをもっと上手くなりたい。そのために今ダンススクールに通っている。みんなにダンスの魅力を伝えていきたい。将来はプロのダンサーとして活躍したいことを語ってくれました。伊藤くんが踊っているダンスの動画を観せてくれて談笑もしました。そこで私は今の仕事についてどう思っているのか聞くことにしました。伊藤くんは真剣な眼差しで今の仕事は楽しいと言ってくれました。だけどどう行動すればいいのか分からないし他のスタッフさんに聞きづらいと語ってくれました。私は悩みを打ち明けてくれた伊藤くんに感謝しこれから分からないことや悩みがあればなんでも協力する旨を伝えプロのダンサーになっても人間関係で挫けないようにこの仕事でそれを解決していこう。これからそうすればいいのか一緒に考えよう。と伝え面談を終わらせました。そこから伊藤くんの働きは劇的に代わり分からないことや相談ごとは私にしてくれるようになりました。その度一緒に考え課題を解決していくうちに周りのアルバイトスタッフさんとも打ち解けるようになり結果的には頼れる人財へと育ちました。

 

ここで私が伊藤くんを知ろうともせず悪い点を直すように指摘ばかりしていたらどうなっていたのでしょうか。

きっと彼は素直に仕事をこなしてくれるようなことはなかったと思います。

それどころか、信頼さえしてもらえずに辞めていたかも知れないのです。

 

伊藤くんのおかげで私も成長させられました。

 

なので現在仕事で部下や同僚、あるいは家族でも人間関係で悩んでいる人は

 

相手を知ってください

相手をもっと見てあげてください

相手を知ろうとする時に自分が変わることが大事だと私は思っています。

 

それが人との信頼関係を作っていくのだと思います。

 

 

 

げんぽん